2009年9月19日土曜日

切り文字の剥がしは、温めてからがグー



♦切り文字を剥がす


塗装壁にダイレクトに切り文字を施工しているような現場では、文字の変更等の際、そのまま文字を剥がすと下地の塗装を傷めたり、剥がしてしまうことがあります。


私が以前、施工したタイプのカッティングシートは、屋内用で糊も再剥離タイプ。屋外用の永久糊に比べれば、糊の強度は弱いです。とはいえ、3ヵ月も経過すると、糊よりも切り文字の塩化ビニール部分が硬化してきて、こういう状態で剥がそうとすると、下地の塗装層まで一緒に持ってきてしまうようです(つまりは、壁面塗装が一緒に剥げてしまう)。



♦温めてから剥がす


メーカーの中川ケミカルのご担当者に確認したところ、「ドライヤやお湯で温めてから剥がすのが有効」との回答をもらい、さっそく実験。


なるほど、やってみて納得。切り文字素材の塩化ビニールがやわらかくなるので、面白いように剥がれます。




♦(環境にやさしい?)電力を使わない裏ワザ


なお、ドライヤは当然、音が出ますから、静かな環境での作業ならば、お湯にひたした布をあてても、ほぼ同様の効果がえられるようです。お試しあれ。