2009年7月27日月曜日

透明シートの施工は、断然仕上がりが美しい水貼りで



♦透明フィルムにプリント



カッティングでは1cm以下の細かい文字は、表現しづらい(仕上がりが美しくない)。それと細かいグラフィックや文字は、不要部分をハガシていく作業(カス取り)におそろしく時間がかかる(業務として現実的でないし、仕上がりも美しくない)。



こういう場合は、粘着式の透明フィルムに印字して、対象物に貼るのがいちばんキレイだし、確実。


水貼りをするということは、インクジェット系のプリンタで水溶性のインク(染料系)で出力したものだと、印字がにじんでしまう。オフィスでカンタンにできる選択肢としては、やはりレーザープリンタを使うことになろう。



現在の以下のシートを使用している。



  • ゼロックス純正 A4 フルカラータックフィルム(透明)100枚入 V526

  • 桜井製 A4 スタートレーパーGP 10枚入



上記製品はA4サイズまでしかないので、収まりきれない場合は以下のものを使う。今後、状況をみつつ、これ1種類に集約してもいいかもしれない。広島の小さな印刷会社が製造・販売しているものを、やっと見つけた。




  • SOHO Tower 粘着紙 A3 レーザー用フィルム 10枚入 700RTA410T



♦水貼り施工方法


まず、トンボ付きで手差しプリントしたものを仕上がり(最終的な断裁線)サイズから、外側に10ミリぐらいのところでカットする(トンボの外側の余白が少ない方が作業しやすい)。つぎに、貼付ける対象物に界面活性剤(食器用洗剤etc)を5〜10%に希釈した水溶液をスプレーで、たっぷり、そしてまんべんなく濡らす。


いよいよ、シート裏側の剥離紙をはがし、対象物に貼るというより、対象物の上に軽く置く感じで、滑らすようにトンボの位置をあわせる(滑らなければ、水をもっとスプレーする)。この段階では、何回でも位置修正可能だから、納得するまで調整する。


おおそよの位置決めが終わったら、空気を抜く作業だ。ここでも中川ケミカル製のスキージー(プラスチック製の青いヘラ)で、やさしく空気を中心から外側に向かって追い出していく。


空気が抜けたら、静かに対象物を裏返して、カッターと鉄定規で対象物の際をカットする。回転刃カッターだと対象物にあてながら動かせば、定規をあてなくても、キレイにまっすぐカットしてくれるので便利。


なお、注意点として、ガラス面に施工する場合は、界面活性剤の量を5%以下に減らす。

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