2010年5月10日月曜日

画像の基本調整 〜レベル調整編〜


ちょっとした調整で、「使える写真」になることがある。写真撮影は、光をコントロールすることだといわれている。あいにく上手に撮影ができていない場合は、せめて撮影した画像データを最大限有効に活用したい。まずは、レベル調整から。






ポイントは、開いている写真の実際のピクセルの明るさ別の量分布が、山の形(スペクトラム)となって俯瞰できるが、その山の左の裾と右の裾を、それぞれ、シャドウ、ハイライトとして設定することだ。厳密に言うと、トーンジャンプが起こってしまうのだが、全体の印象としては、かなり見違えるはず。

なお、ピンボケやブレた写真は、修整できないのであしからず。素材がどういう状態なのかを見極める力も必要になってくる。

2010年4月23日金曜日

アクションで画像処理もス〜イスイッ Part 2


Part 1で触れた内容を、もっと細かく手順として説明してみる。まずは、アクションパレット(メニューバー→表示→)の項目の説明から。「⌘」というキーは、Windows環境では、「Ctrl」に相当する。



♦アクションパレットの項目



BLOGGER

• CVS-Resize  →  CVS-Rsz_272x390px

キャンバス(イラレでいうところのアートボードのようなもの)を、272x390px(解像度300ppiの場合、プリントサイズ23x33mm)にする。クロップ(いわゆるトリミング)をしないのがポイント。一度クロップをしてしまうと、クロップエリア外のピクセルは失われるが、キャンバスサイズの変更だとキャンバスエリア外のピクセルが保てるというメリットがある。


• Position_Guide  →  Position_Guide_FH21mm

左右をフレーム中心に合わせるのは簡単だと思われがちだが、天地方向の顔の大きさや位置合わせが面倒だ。顔の高さ(FH)をプリントサイズで21mm(誤差± 1mm)にするためのガイドラインが自動で引かれる。


• IMG-Resize

該当レイヤのピクセルを一発縮小するマクロコマンド。それぞれ以下のように対応している。

  • ⌘(Ctrl)+ F5 → 50%縮小

  • ⌘(Ctrl)+ F6 → 60%縮小

  • ⌘(Ctrl)+ F7 → 70%縮小

  • ⌘(Ctrl)+ F8 → 80%縮小

  • ⌘(Ctrl)+ F9 → 90%縮小


縮小しすぎたら、⌘(Ctrl)+ F11で拡大させる。


• psd2jpg

「02_Postioning_PSD」というディレクトリにあるpsdファイルを、「03_FinalOptimized_JPG」に自動保存してファイルを閉じるコマンド。


• White2Blue

人物写真の白い背景をブルーのグラデーション背景にする自動コマンド。人物の輪郭に多少白が残る時があるので、その際は手作業で消すか、レイヤーマスクで処理をする。




♦画像処理の手順