2009年9月19日土曜日

切り文字の剥がしは、温めてからがグー



♦切り文字を剥がす


塗装壁にダイレクトに切り文字を施工しているような現場では、文字の変更等の際、そのまま文字を剥がすと下地の塗装を傷めたり、剥がしてしまうことがあります。


私が以前、施工したタイプのカッティングシートは、屋内用で糊も再剥離タイプ。屋外用の永久糊に比べれば、糊の強度は弱いです。とはいえ、3ヵ月も経過すると、糊よりも切り文字の塩化ビニール部分が硬化してきて、こういう状態で剥がそうとすると、下地の塗装層まで一緒に持ってきてしまうようです(つまりは、壁面塗装が一緒に剥げてしまう)。



♦温めてから剥がす


メーカーの中川ケミカルのご担当者に確認したところ、「ドライヤやお湯で温めてから剥がすのが有効」との回答をもらい、さっそく実験。


なるほど、やってみて納得。切り文字素材の塩化ビニールがやわらかくなるので、面白いように剥がれます。




♦(環境にやさしい?)電力を使わない裏ワザ


なお、ドライヤは当然、音が出ますから、静かな環境での作業ならば、お湯にひたした布をあてても、ほぼ同様の効果がえられるようです。お試しあれ。

2009年7月27日月曜日

透明シートの施工は、断然仕上がりが美しい水貼りで



♦透明フィルムにプリント



カッティングでは1cm以下の細かい文字は、表現しづらい(仕上がりが美しくない)。それと細かいグラフィックや文字は、不要部分をハガシていく作業(カス取り)におそろしく時間がかかる(業務として現実的でないし、仕上がりも美しくない)。



こういう場合は、粘着式の透明フィルムに印字して、対象物に貼るのがいちばんキレイだし、確実。


水貼りをするということは、インクジェット系のプリンタで水溶性のインク(染料系)で出力したものだと、印字がにじんでしまう。オフィスでカンタンにできる選択肢としては、やはりレーザープリンタを使うことになろう。



現在の以下のシートを使用している。



  • ゼロックス純正 A4 フルカラータックフィルム(透明)100枚入 V526

  • 桜井製 A4 スタートレーパーGP 10枚入



上記製品はA4サイズまでしかないので、収まりきれない場合は以下のものを使う。今後、状況をみつつ、これ1種類に集約してもいいかもしれない。広島の小さな印刷会社が製造・販売しているものを、やっと見つけた。




  • SOHO Tower 粘着紙 A3 レーザー用フィルム 10枚入 700RTA410T



♦水貼り施工方法


まず、トンボ付きで手差しプリントしたものを仕上がり(最終的な断裁線)サイズから、外側に10ミリぐらいのところでカットする(トンボの外側の余白が少ない方が作業しやすい)。つぎに、貼付ける対象物に界面活性剤(食器用洗剤etc)を5〜10%に希釈した水溶液をスプレーで、たっぷり、そしてまんべんなく濡らす。


いよいよ、シート裏側の剥離紙をはがし、対象物に貼るというより、対象物の上に軽く置く感じで、滑らすようにトンボの位置をあわせる(滑らなければ、水をもっとスプレーする)。この段階では、何回でも位置修正可能だから、納得するまで調整する。


おおそよの位置決めが終わったら、空気を抜く作業だ。ここでも中川ケミカル製のスキージー(プラスチック製の青いヘラ)で、やさしく空気を中心から外側に向かって追い出していく。


空気が抜けたら、静かに対象物を裏返して、カッターと鉄定規で対象物の際をカットする。回転刃カッターだと対象物にあてながら動かせば、定規をあてなくても、キレイにまっすぐカットしてくれるので便利。


なお、注意点として、ガラス面に施工する場合は、界面活性剤の量を5%以下に減らす。

2009年7月24日金曜日

自分史上初、カッティングに挑戦してみた



♦良い道具は仕事を助ける。


カッティングとは、いわゆる内装や外装等で使用される、切り文字施工のことだ。
今回はじめて、カッティング用のデータをイラレで作って、Roland GX-24 でカットしてみた。
カッティングは、色毎に出力するシートを交換する。イラレのデータは罫線は、「パスのアウトライン化」しておくのを忘れずに。
シートの色は、中川ケミカルの“カーボングレー(761)”と、“ブラックマット(793M)”。

ユザワヤで、ペン先が替えられる木軸(Brause製)のナイフ(カリグラフィ用?)、漫画のスクリーントーンなんかを転写させる先端が丸いアクリルのスティック(Holbein製)、砥石、中川ケミカル純正のスキージー(これが使いやすい)を購入して、トライしてみた。

以下、注意点や失敗から学んだこと等を箇条書きにしてみた。

  • カッティングプロッタから出力したら、文字一文字一文字を囲むように、カットする。さらに、不要部分をはがしやすく細かくカットしておくのがポイント。

  • 無理にいっぺんに不要部分をはがさない。

  • 対象物への施工では、複数行の文字でも、一行ずつ施工していく。複数行のブロックを一度に貼付けようとしない。

  • 水平器よりも、見た目を信じること。水平器で水平でも、見た目は水平に見えないことがある。このへんは、道具に頼りすぎず、実際の見た目を信じたほうがいい場合もあるようだ。



まだまだ、たくさんでてきそうだが、当面はこのへんで。

2009年4月23日木曜日

Google 特殊構文



♦Googleの便利な使い方


本当の意味でGoogle を活用できたら、きっと大きな武器になるに違いない。ツールやシステムを使うのも、選択するのも人間なのだ。構文といっても、難しい文法を覚えたり長ったらしい公式を覚えたりする必要はまったくないのだ。いずれにせよ、せっかくあるのだから、使わない手はない。




  • 例えば、「和英 環境」と検索窓に入力すると、検索結果トップに語学教材のアルク社、英辞郎のウェブ翻訳をしてくれる。もちろん、「英和 environment」などと入力しても同様だ。

  • また、「環境 filetyle:pdf」と入力すると、環境に関するPDFファイルを検索してくれる。僕は最初、「環境 .pdf」と入力していたが、これだとPDFファイル以外のものも検索されてしまうから注意が必要だ。

  • ほかにも、「株価 雪谷商事株式会社」とか、該当のサイト内のみを検索する「所在地 site:www.yukigaya-shoji.com」なんてのも、結構使えそう。宅配便をよく使う人なら、「ヤマト 0123456789」などと、宅配会社名とお問い合わせ伝票番号を入れるだけで、配達状況を知ることができる。

  • 基本的なAND検索やNOT検索にも、当然対応している。「丼もの 鶏肉 卵」とすると複合語(AND)検索になるし、「丼もの -カツ丼」だと、マイナス記号以下の単語を除外したものがヒットする。OR検索したいなら「親子丼 OR カツ丼」。

  • そういえば、検索とは直接関係ないけど、Google カレンダ。これなら、グループウェアなんていらないんじゃないかと思う。スケジュールの情報共有がたやすくなるだろう。衛星写真を使った地図検索のGoogle Earthや、直感的に3DモデリングができるGoogle SketchUpなど、今後もGoogle周りの機能やツールから目が離せない。。

2009年3月21日土曜日

【覚え書き】エクセルのショートカット

覚え書きついでに、MS Excelでよく使うコマンドのショートカットを書き出してみた。



・Alt + E → S → F : 数式のみ貼り付け
・Alt + E → S → V : 値のみ貼り付け
・Alt + E → S → T : 書式のみ貼り付け


・Ctrl + Tab : ファイル間の移動

※2つ以上のファイルを開いて作業している時は便利。ちなみに、“ウィンドウ>整列”で上下や左右に並べて表示できる。




・Ctrl + Space : 列全体を選択。
・Shift + Space : 行全体を選択。


・ctrl + ‘-’ : 列/行の削除
・ctrl + shift + ‘+’ : 列/行の挿入


・F4 : 直前の操作を繰り返し

※2つ以上を組み合わせる場合は、マクロを使う



・Ctrl + 9 : 行の非表示
・Ctrl + 0 : 列の非表示

※ちなみに、“編集>ジャンプ>セル選択>選択オプション>可視セル”を実行後、コピーすると表示されているセルだけがコピーされる。

・Ctrl + Shift + 9 : 行の再表示
・Ctrl + Shift + 0 : 列の再表示


・Ctrl + Shift + * (Ctrl + *) : データが入力されている範囲を選択